やまぐろ

倒錯のロンド(折原一)感想

作品紹介 めちゃめちゃ長いこと作家をやっており、「叙述トリックの名手」と謳われる折原一の代表作。 このジャンルのプロの傑作である、という点だけで紹介は充分だろう。 感想(少しネタバレあり) 折原一の作品らしい、どこかおどろおどろしくねっとりとした暗い作風は代表作である「倒錯のロンド」も変わらず。 作品にどれだけ熱中できるかを決めるポイントは色々あると思うが、この作品においては、メインの視点となる男の怒りと執念にあるだろう。男が怒る理由はきっと誰にだって理解できるほどシンプルなものであるため、読者が感情移入し易くなっているのもミソだと思う。 そうして読者を引き込んだ先にある最大の見所は、なんと言ってもクライマックス。認識していた事実がことごとく「倒錯」していく衝撃は、思わず思考を停止してしまう程強烈だ。 そこまで分厚い小説ではないので、休日で一気にラストまで読むのが良し! 倒錯のロンド 完成版 (講談社文庫) [ 折原 一 ] ショップ: 楽天ブックス ¥880 ※価格やショップ情報は楽天のものです 楽天で見る
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人気レンタルサーバー「ConoHa WING」を1ヶ月運用したので、使用感を語ります。

近年ブログ運用者の中で人気の高いレンタルサーバーの一つである「ConoHa WING」。コスパが良いとか、WordPressでのサイト構築が楽にできる、とか噂はかねがねな感じだけれど、実際に利用したことがなかったので、新しいブログ構築にあたり利用してみることにしました。 新しいブログを作ってからだいたい一ヶ月が経過したので、このタイミングでConoHa WINGの使用感を語っていきたいと思います。 では、ここからスタート。 ConoHa WINGの特徴について まず最初にConoHa WINGの特徴について簡単に紹介していきます。 国内最速を謳うサーバースペック 公式サイトで一番売りにしているのが国内最速のレンタルサーバーというポイントです。性能が高いサーバーを利用しており、独自のキャッシュ機能も備えています。また、PHPのバージョンは8系が採用されており、以前のバージョンと比べて性能が高くなっています。 https://qiita.com/rana_kualu/items/a402756fdd888
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ながら聴きにおすすめ。cheeroのオープン型フルワイヤレスイヤホン「CHE-645」

音楽を聴くってより、BGMが欲しい時に良いかも。そんなイヤホンがcheeroから登場しました。しかも高コスパです。 今回紹介する「CHE-645」はオープン型のフルワイヤレスイヤホンで、耳に引っ掛けるようにして使うので、耳を塞がず、外の音もしっかり聴こえるのが特徴です。 まあ似たようなイヤホンはけっこうあるような気がするんですが、このイヤホンはなんというか、売り方がうまいなあって思いました。久しぶりに衝動買いしてしまったぜ。 ではここから開封レビューしていきます。 開封していく ブルーって書いてあるけど、ラベンダーみのあるカラーリング。他の色もパステルカラー。 パッケージはこんな感じ。イラストが全面に出ていますね。キャッチコピーの親和性も良い感じ。イヤホン自体のカラーリングもパステルカラーでマッチしているし、しっかり商品の方向性みたいなものを感じますね。ファッションとしてのイヤホンみたいな。 中を開けると、軽い説明書きと本体。見えないけど、イヤホンケースの下の部分にはtypeCケーブルとクロスが付属。 本体はパッケージカラーと同じ色です。こ
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ZOZOMATで足のサイズを測ってみた!

靴を買う時に毎回悩む、サイズ問題。だいたいこんなもんやろって買ってみると大きすぎたり、小さかったりしますよね。 今回はそこを解決できるかも知れないアイテム、ZOZOMATを紹介します。 ZOZOMATとは? ZOZOMATは専用のマットとZOZOTOWNのアプリを利用して足のサイズを測定できるアイテムです。ただ足のサイズを測るだけでなく、自分にあったサイズの靴も提案してくれるという神機能付きです。 また、ZOZOTOWNの会員登録さえしていれば、無料で利用できるのもポイントですね。少し届くまでに時間はかかるものの、導入ハードルは凄く低いです。 ポイントはこんなところでしょうか。 * 簡単に足のサイズが測定できる * 自分の足にあった靴を購入できる * 無料で利用できる 公式サイトでより詳しい情報が確認できるので、気になる方は見てみてください。 https://zozo.jp/zozomat/ 開封してみる 届いたのは普通のDMっぽい封筒。 ペライ
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人形館の殺人(綾辻行人)感想

作品紹介 十角館、水車館、迷路館とこれまでシリーズ三作を読んできたが、今作人形館はこれらの作品とは毛色が違う印象。館シリーズはいづれもとっつきやすさみたいなものがあったが、今作はそうじゃないかも知れない。 もともと「人形館」を所持していた男が自殺し、男の息子である飛龍想一が父の遺した「人形館」に引っ越してくる所からこの物語は始まる。 いままでのシリーズにおいても、もとの所有者が亡くなったことで「×××の館」に関わることが多かったので、これまでシリーズを読んできている方なら、またか、と頷くに違いない。しかし、そこで起きることは、これまでの館シリーズとは大きく志向が変わっている。 シンプルに読みやすい、面白い!と他の人に勧めるのであれば、まあ前作たちなのかなと。 感想(少しネタバレあり) 前作までの館における連続殺人事件は言わば復讐劇。抑えきれなくなった憎悪が惨事の引き金となった訳で、それ故計画も緻密に練られており、事件現場一つとっても見所があった。 それに加え展開も早く、読む者を虜にする勢いがシリーズのウリだった。しかし今作で起きる事件では、上記のような魅力
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龍神の雨(道尾秀介)感想

感想(少しネタバレあり) 実を言うと、代表作『向日葵の咲かない夏』を読んだとき、面白さよりも気持ち悪さが上回ってしまい、以来道尾秀介の作品には悪いイメージが付いてしまっていた。 一度定着した印象というものは悪いものほど中々拭い去る事ができず、結局「向日葵の咲かない夏」を読んでから著者の他作を手に取るまで早数年経ってしまった訳である。 しかし本作に込められたメッセージもあって、これまで代表作しか手にとっていないのにも関わらず「この人の作品は自分に合わない」と勝手に憶測していたことを少し反省することとなった。 「龍神の雨」は純粋に面白いし、テーマもしっかりしている作品だったからだ。 道尾秀介は、この作品のテーマとして運命を、モチーフとして龍を用いている。巻末の解説によれば、インタビューでこう答えているそうだ。 運命というのは、誰もその姿を実際に見たことはなく、巨大で荒々しい。それが龍というものによく似ていると気づいたとき、龍をモチーフに使おうと考えたんです。 人が創り出した想像上の生き物である龍と、人の運命が似ていると。独特な考えかも知れないが、本作を読み終えた
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SESで働いて10年経ったので、これまでを振り返る

文系からIT企業に入社して早10年経ったので、ここいらで一旦これまでを振り返っていこうと思います。 正直なところなんも面白いもんじゃありませんが、これからSES企業に入る方だったり、同じくSESとして働いている方にとっては、参考になる部分、共感できる部分があるかも知れません。 IT企業に入ろうとした経緯 学生〜フリーター時代にやってたこと 文系の大学に通っていた学生の頃から、このブログと同じWordPressを触っていたのが大きかった気がしてます。当時からphpやJavaScriptはある程度読め、カスタマイズもできる状態ではありました。ただ、当時はブログ書いてるのが楽しかったというのがメインで運用していたので、進路としては考えていなく、就活では別業界を受けていました。が、全然上手くいかず。。。 その後、進路未定で大学を卒業し、2年ほどフリーターをやることに。この頃、普通の社会人より時間もあったので、WordPressの他にGhostだったりJoomla!だったりも触ったりしていました。 そして、25歳のころバイ
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双頭の悪魔(有栖川有栖)感想

作品紹介 まず、著者が書いた同シリーズ「月光ゲーム」「孤島パズル」を読んでいないと、正直マリアやらアリスやらと不思議な名前ばかりでやや状況が察しづらいかも知れないが、彼らは普通の人間であって別にコードネームで呼び合っている訳でもなく、一応作品上での本名だと言うことを先に紹介しておこう。 ただ、作品自体は、本作後書きで著者が語っているように、過去作を読んでいなくても楽しめるように書かれているので、これから読んでも問題なし。 どうやら著者としては「シリーズものだけど、どれから読んでも楽しめる」という点を大事にしているらしく(後書きからもそのことが窺える)、実際のところ私自身シリーズ二作目である「孤島パズル」を読んでから一作目の「月光ゲーム」を読んでいるが、特に支障はなく読めているので、著者のもくろみは思い通りに果たされていると思う。 さて、作品についてだが、この作品は徹底的にフーダニット(犯人は誰だい?)作品である。 そして面白いのは、完全に行き来ができなくなっていて且つ、互いに電話などの連絡初段が絶たれているところ。この状態で引用にある通り、アリス側のキャラクタとマリ
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RSSリーダーって使ってる?初めて聞く人向けに少し解説【隆盛と衰退】

自分が大学生の頃はRSSでニュースサイトや好きなブログ、Amazonのセール情報とか色々なものをRSSで集めていた。 けれど、時流なのかGoogleリーダーが2013年の7月に廃止になったり、ライブドアリーダーもその後廃止になったり、世間的にRSSの利用は下火になっているし、なんなら今となってはゴリゴリに働いてる20代の方たちにも認知されていないのではないでしょうか。悲しい。 今回はそんなRSSの現状と、利点などを解説することで、RSSを知ってもらおうというのが目的となります。 RSSってなんぞや? まずはRSSについて簡単に解説します。 RSSは、ニュースやブログなど各種のウェブサイトの更新情報を配信するための文書フォーマットの総称となります。 各ホームページ側でフォーマットに則った形式の文書を配信し、読者側はRSSリーダーというアプリケーションで集信し、更新情報を閲覧する。というのがRSS利用の流れです。 自分がインターネットに触れた2,000年代後半くらいは、今のようにスマートフォンが流行っていなか
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メドゥサ、鏡をごらん(井上夢人)感想

作品紹介 SF風味が強い著者だが、これは正しくホラー。作中の主人公の感じる違和感、不安が良く描かれており、精神的に疲弊し判断力が鈍ってゆく主人公同様に読者の混乱も誘う構成力は相変わらずだと感じた。 表題を見てみよう。メドゥサ、と言えばギリシア神話に登場する怪物であり、「見たものを石に変える」ことで有名だ。そして、鏡はメドゥサが絶命した原因となったもので、どちらもギリシア神話からとったパーツになる。 表題の意するところは、元々は美しい容姿でありながら、アテナの怒りを買い醜い姿へ変えられてしまったメドゥサに対し「自分の姿を見ろ」。酷な仕打ちである。そしてそのタイトル通り、作品の内容も暗く重くなっている。 感想(少しネタバレあり) 自身をコンクリート固め=石化して亡くなった男と残された「メドゥサを見た」という遺言。とんでもなくホラーで理解しがたいシチュエーションな作品である事がうかがえる。 現実としてメドゥサが実在するはずはないし、ましてやそれを見たからといって自ら石になるなんて、正常な精神状態では考えられない。とにかくやばそうである。 自分はこの『メドゥサ、鏡
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