やまぐろ

ChatGTPに業務用ツールの性能改善をお願いしてみた

最近何かと話題のChatGTP。だけど、めっちゃ凄いってのは分かっていても具体的に何が凄いのかが分からない。。なんて方も多いはず。 今回は特にエンジニア勢に刺さる、プログラムの性能改善についてChatGTPにお願いすることで、ChatGTPの凄さについて感じてもらいたい。 どういう質問に対してどういうコードが提示されたか、その結果どう改善したかを紹介する! ChatGTPにお願いしたこと 今回は、テストデータ作成ツールを作り、このツールの性能改善をお願いすることにした。 ファイルインターフェースを扱う場合、そのファイルを手作業で作成するのは結構面倒くさい。 データバリエーションは要らないので、ひたすらデカいデータファイルを作りたい。なんて場合も現場では多いはず。大量データ試験とかに利用する想定とする。 で、基本的に日本の開発現場ではWindowsなので、Windowsに標準搭載されているPowerShellで作成してみた。 てわけで、まずはそのソースを紹介する。 因みにこれ書いたのは
5 min ❤️

迷宮遡行(貫井徳郎)感想

貫井徳郎著『迷宮遡行』を読了。 どうやら著者の過去作である「烙印」を大幅に書き直したものが本作であるよう。 ただ、実を言うと、この作品を読み終えて、法月綸太郎の解説を読んでその事実を知ったくらいなので、「烙印」は未読だったりする。まあそういう経緯があるということで。 解説に「烙印」と「迷宮遡行」の違いなんかが書いてあったのでそのうち読んでみたいとは思っているが、本音を言えば、出来れば先に読んでおきたかったなあと。 作品紹介 妻が突然居なくなったので探し回ってたら、なんだか危険な闘争に巻き込まれていた。 …という非常に分かり易いストーリー運びの本作。 失業して奥さんに逃げられてなんて踏んだり蹴ったりな状況にある主人公迫水。 そんな状況にあるクセにマイペースを崩さない謎のメンタルを誇る彼は、なんと警察さんのエリートの兄を持っていたりする。 しかも、彼の親友も警察。そして迫水は失業中。基本的にダメな感じの主人公なのである。 しかし、そんな彼は、なぜだか綺麗な奥さん(なお未入籍)をゲットしてしまう。彼が奥さんを見つけ出すために奔走する姿は、あるときには
2 min ❤️

AWSの利用料金推移を見てみる【2022年版】

このブログでは2021年に開設した時点からAWS LightsailにWordPressを置いて利用している。 で、だいたいブログをやる場合はレンタルサーバーを借りる訳で、基本的には月額料金が固定になる。 だけども、AWSは使用量によって料金が変動するし、米ドルのレートで料金が決まる。 つまり、運用コストが毎月可変になってしまうのだ。 今回は2022年の利用料金の推移をまとめてみたので、ここで紹介する!もしかしたら、同じようにAWSでブログ作りたい人の参考になるかも。 2022年の利用料金の推移 2022年の12ヶ月分のデータを引っ張ってきてきた。因みに、2022年は円安の影響もあり、かなり普段よりはベースが上がっている。 それと、1月〜10月は512 MB メモリのプラン(3.5 USD)、11月からは1 GB メモリのプラン(5 USD)にしているので、かなり大きく変動している。 また、12月以降はスナップショット(日時のサーバーバックアップ)を利用しているので、プラン料金の他に課金が発生し
3 min ❤️

シンプルなランチャーNiagara Launcherの有料版ってどうなの?

Androidのいいところとして、ランチャーアプリを自分の好きなアプリに差し替え、しかも自分好みにカスタマイズできる点が挙げられる。 その中でも、自分が最も気に入っているのがNiagara Launcher(ナイアガラランチャー)だ。 実は過去にも一度やっているんだけど、結局まだ現役で使ってるのもあり、さらに深掘りして紹介していけたら! ナイアガラランチャーとは? ナイアガラランチャーは、シンプルでミニマルなAndroid用のランチャーアプリ。 かなり特徴的な作りで、普通ならアイコンを配置して、まとめて、みたいな使い方をするのがランチャーアプリではあるけれど、このランチャーは縦レイアウトで小さいアイコンとテキストを並べていくスタイルに配置することになる。 箇条書きというか、リスト表示というか、そんな感じのレイアウトにすることが出来るので、見た目的にはかなりすっきりすると思う。 こんな感じ↓ シンプルだけど機能性も良く、無駄がない。 以下、できる事を列挙してく。 *
4 min ❤️

どんどん橋、落ちた(綾辻行人)感想

綾辻行人著『どんどん橋、落ちた』を読了。 短編集ではあれど、どの作品のかなり楽しめ、本当の意味で娯楽という感じの作品だった。 作品紹介 『どんどん橋、落ちた』は、収録されてる5作中4つの作品において、「作者からの挑戦」が入るフーダニット作品集になっている。 一番最後に収録されている「意外な犯人」こそやや毛色が違うものの、一貫して「犯人は誰か」焦点を当てている。ゲーム感覚で読める楽しい作品だ。 感想(少しネタバレあり) 本格派ミステリを手軽に楽しめる一冊という印象。どの作品においても筋が通った推理、予想外の事実があり、短い作品ながら充分に面白く読めるはず。 個人的に好きなのは、表題作の「どんどん橋、落ちた」のような、思わず笑ってしまうような作品群の中で、唯一「ワラエナイ」結末を迎える「伊園家の崩壊」。 他の作品は推理に必要な情報以外は必要最低限で書かれているように思うし、問題が分かりやすくなっているのだが、この作品はちょっと捻られており、さらに難しい。 「伊園家で勃発したこの奇妙な殺害事件の犯人は誰か?」 と、質問自体は他の作品とそんなに変わら
2 min ❤️

頼子のために(法月綸太郎)感想

法月綸太郎著『頼子のために』を読了。 自分は小説家法月綸太郎シリーズを順序よく読んできているが、この『頼子のために』は、過去作と比べるとだいぶ読ませる内容になっているという印象を受けた。 この「トリック凄いなあ」というより、純粋に「面白い」といえるミステリー小説になっていると印象を受けたし、恐らく多くの人が同じように感じるのでは?と思っている。 作品紹介 著者自身の名を冠する法月綸太郎シリーズの第3作目の作品で、シリーズ最高傑作と名高い作品である。 シリーズものではあるが、このシリーズの前の作品である「雪密室 」「誰彼 」を読まなくても楽しめるので、本作が気になった方は此処から読んでも問題ないと思う。 割と作品全体の空気感が重いので、ある程度の心の準備があったほうが良いかも、という側面もあり。 感想(少しネタバレあり) ストーリーに凝っているぶん、ラストシーンで明かされる事実が結構な破壊力がとんでもない。 事故が原因で体が不自由になった妻、事故の引き金となった人物を恨み続けて生きてきた夫、若くして殺害されてしまった娘。結局のところ、誰一人として相
2 min ❤️

魍魎の匣(京極夏彦)感想

京極夏彦著『魍魎の匣』を読了。上中下巻併せて1000Pを超えるボリュームで語られる本作は、全体的に和風で妖しげな雰囲気を放っており、個人的にはかなり好みのテイストだった。 作品紹介 本作品「魍魎の匣」(もうりょうのはこ)は、京極夏彦の百鬼夜行シリーズの第2弾であり、第49回日本推理作家協会賞の受賞作品となっている。 メディアミックス作品が多い作品であり、映画化、アニメ化もしている人気作品だ。 シリーズの主人公が営む古本屋の屋号から、京極堂シリーズとも呼ばれているので、人によってはこっちの方が馴染みあるかも知れない。 感想(少しネタバレあり) 本作は、とにかくストーリーの運び方が絶妙だと思う。序盤は淡々と語られていき、ゆっくりと時間をかけて読者を作品に引き込んでゆく。 序盤で、特に印象に残ったのは、物語が始まる鍵となった二人の少女の心理描写が細かく描かれている点。同棲の友人に対する、憧れ、羨望、友人である事への喜び、誇り……少女の不安定な心の動きは、見ているだけで読者の不安を煽り、良くないことが起こる予兆を感じさせるものであったし、そうなれば自然と先が読み
2 min ❤️

十角館の殺人(綾辻行人)感想

1987年に出版された綾辻行人氏の処女作。この「十角館の殺人」はミステリファンの中でも極めて人気であり、処女作ながら綾辻氏の代表的な作品となっている。 Anotherなどのメディアミックス作品もあるので、知っている人は多い作家の一人かと思う。 作品紹介 本作の舞台は、角島と呼ばれる無人島だ。とは言ってもつい半年前までは人が住んでおり、殺人事件が起きた事で無人となってしまったのである。 そんな事件が起こったことを知りつつ、興味本位でその無人島に建てられた「十角館」へ。大学生の推理小説研究会のメンバーが赴くところからストーリーが始まる。 クローズド・サークルが好きな人なら、ここまでで興味が湧くはず! 感想(少しネタバレあり) 読後の感想を一言で言うなら「面白い」。本当に面白かった。500pを超える長編でありながら、ある種長編のデメリットになりうる、まどろっこしさを全く感じさせない。 一週間という短期間の中で次々と起こっていく事件、会話のテンポの良さ、個性的で役割を持ったキャラクタが読者のページを捲る手を加速させていく。 無人島、館、とミステリの定番で
2 min ❤️

最近流行ってるAIチャットって、どこまで業務利用できるの?

2022年の中頃からじわじわと話題になってきて、今では毎日のようにニュースになっているAIチャット。最近ではChatGTPが話題になったり、マイクロソフトの検索エンジンであるBingにAIチャットが導入されるとかで話題になったり、ついにGoogleもBardというAIチャットを発表したりと、まさに今年2023年は対話型AIの黎明期となりそうだ。 自分も流行りに乗ってCatchyとChatGTPを実際に触ってみたけど、噂通りしっかりこちらの問い合わせに対して回答してくれるし、文章もそこそこ違和感ない状態だし、かなり可能性を感じている。 で、この辺はどれもある程度無料で触れるので、実際に試してみた人も多いだろうし、自分と同じようにスゲーって思った人も多いと思う。 だけど、これを今の時点で有効活用できている人って果たしてどれだけいるのだろう。 あくまで自分の感覚でしかないけれど、正直なところ面白がって触る人は多いものの、本当にツールとして使いこなしている人は少ないように思う。少なくともエンジニアとして仕事をしている自分の周りですら誰ひとりいな
5 min ❤️

バイバイ、エンジェル(笠井潔)感想

笠井潔著『バイバイ、エンジェル』を読了。なんだか青春を感じる可愛らしい表題ではあるけれど、れっきとした推理小説だ。 作品紹介 割とキャッチーなタイトルではあるものの、実はけっこう昔の作品で1979に刊行された作品となっており、著者のデビュー作でもある。 刊行当時のパリが舞台となっている。パリおしゃれ。行ってみたい。 感想(少しネタバレあり) パリの資産家であるラスール家を中心に起きる殺人事件を、日本人留学生矢吹駆が紐解いていくのだが、この探偵役がなかなか面白い。 とにかくニヒルで捉えづらく、哲学的な台詞を並べまくる。説得力抜群の物言いで警察までも虜にしてしまう。魅力的なキャラクタだ。 この作品の見どころは、この矢吹の言葉一つ一つにあると自分は思っている。 物語の初めにおばさん姉妹の片割れが「首なし死体」となって発見され、ストーリーの重要ポイントになるのだが、この「首斬り」についての彼の解釈、また事件の解答が印象的であった。 首のない死体はミステリにおいてよく使われるネタで、大体は被害者のすり替えに理由があったりし、実際にこの作品においてもすり替え
2 min ❤️