獄門島(橫溝正史)感想

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作品紹介

金田一耕助シリーズの二作目。

時系列的には、二作目といえど、前作との間に戦争を挟んでいるためだいぶ年月が経っている。

この戦争における戦友の頼みで獄門島を訪れた金田一が連続殺人事件に巻き込まれるのが今作の始まりだ。

閉鎖的な島で起きる連続殺人事件は凄惨ながらどこか美しくそして悲しく、読むものを魅了する。

亡者の魂は祟りとなり生者の心を蝕んでゆく。

芭蕉の俳句とトリックに注目すべし!

書籍情報

           
タイトル獄門島 金田一耕助ファイル 3
著者横溝 正史
出版社KADOKAWA
発売日1971年10月30日頃
商品説明
画像

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感想(少しネタバレあり)

金田一耕助シリーズ屈指の名作と名高い今作。

もはやここで語る必要のないくらい完成され多くの読者を虜にしている訳だが、それも当然と思わずにいらいない面白さ。

連続殺人事件のトリックからストーリーの裏側までとにかく精巧に作られており、その見立て殺人は美しいの一言。

美しくあり、感傷的。

立ち入った者全てが、獄門島の雰囲気に飲まれるに違いない。

長い時を経て尚輝く、不朽の名作だと思う。

かなり満足度が高い一冊だった。

やまぐろ
システムエンジニア
SESで業務アプリケーション開発、エンドユーザ向け機能などの開発に携わっている文系(経営学)卒エンジニア。
当サイトでは読書記録を残したり、ガジェットのレビューをしたりしています。
たまにエンジニアっぽい記事を書いたりすることも。
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