小説– category –
-
小説
奇面館の殺人(綾辻行人)感想
著者が前々から「館シリーズは十作で終わり」と語っているので、これが最終作の一つ前の作品となる。そんな九作目は前作「びっくり館~」、前々作「暗黒館~」ではあまり出番がなかった本作の探偵役である小説家鹿谷が久しぶりの活躍を見せることとなった... -
小説
蜃気楼の殺人(折原一)感想
取っ付きやすさ: トリック: ストーリー: 作品紹介 叙述トリックを駆使した大どんでん返しのイメージが強く人によっては苦手に感じるであろう折原一の作品の中で、比較的作品に入りやすく書かれているのが、この「蜃気楼の殺人」だと思う。 あらすじにつ... -
小説
暗黒館の殺人(綾辻行人)感想
取っ付きやすさ: トリック: ストーリー: 作品紹介 綾辻行人による長編シリーズ作品、通称「館シリーズ」の第七作目。シリーズで最もボリュームのある作品となっており、文庫本で購入するとなんと4冊に上る。 そんなわけでちょっと手を取りづらい部分も... -
小説
黒猫館の殺人(綾辻行人)感想
取っ付きやすさ: トリック: ストーリー: 作品紹介 綾辻行人による長編シリーズ作品、通称「館シリーズ」の第六作目が本作「黒猫館の殺人」だ。記念すべき第一作目の「十角館の殺人」が1987年9月刊行となっており、本作は1991年9月刊行なので、この時点... -
小説
プリズム(貫井徳郎)感想
取っ付きやすさ: トリック: ストーリー: 作品紹介 1999年に刊行され、後に「このミステリーがすごい!」や「本格ミステリ・ベスト10」にてランクインしているのが、本作「プリズム」である。 貫井作品の特徴は、読者に驚きを提供してくれるのはもちろん... -
小説
時計館の殺人(綾辻行人)感想
取っ付きやすさ: トリック: ストーリー: 作品紹介 綾辻行人の館シリーズの5作目となる本作。 作品の舞台である「時計館」は、その名の通り数多くの高級時計と不思議な時計塔が置かれる奇妙な館だ。ある雑誌のオカルト企画という体で、出版社の人間と学... -
小説
倒錯のロンド(折原一)感想
取っ付きやすさ: トリック: ストーリー: 作品紹介 めちゃめちゃ長いこと作家をやっており、「叙述トリックの名手」と謳われる折原一の代表作。 このジャンルのプロの傑作である、という点だけで紹介は充分だろう。 感想(少しネタバレあり) 折原一の作... -
小説
人形館の殺人(綾辻行人)感想
取っ付きやすさ: トリック: ストーリー: 作品紹介 十角館、水車館、迷路館とこれまでシリーズ三作を読んできたが、今作人形館はこれらの作品とは毛色が違う印象。館シリーズはいづれもとっつきやすさみたいなものがあったが、今作はそうじゃないかも知... -
小説
龍神の雨(道尾秀介)感想
取っ付きやすさ: トリック: ストーリー: 感想(少しネタバレあり) 実を言うと、代表作『向日葵の咲かない夏』を読んだとき、面白さよりも気持ち悪さが上回ってしまい、以来道尾秀介の作品には悪いイメージが付いてしまっていた。 一度定着した印象とい... -
小説
双頭の悪魔(有栖川有栖)感想
取っ付きやすさ: トリック: ストーリー: 作品紹介 まず、著者が書いた同シリーズ「月光ゲーム」「孤島パズル」を読んでいないと、正直マリアやらアリスやらと不思議な名前ばかりでやや状況が察しづらいかも知れないが、彼らは普通の人間であって別にコ...