指輪で買い物できるEVERING(エブリング)を1年間使ってみた

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ここ数年、現金を持たず電子決済のみで1日を過ごすことが多くなってきました。飲み会の割り勘など、一部のシチュエーションでは現金を使うことがあるものの、通勤やらコンビニ、スーパーなど日常で利用する店舗はだいたい電子決済でなんとかなってしまいます。

それに併せて財布の形も変わってきており、最低限のカード類とお札、小銭は持たないようにする、みたいなスタイルが流行ってきていますよね。

10年以上前、学生時代にSuicaを始めて使った時はとても感動したけれど、もう今では当たり前になっているように、これからは指輪で決済するのが当たり前になるかも知れません。

そんな可能性を秘めたデバイスが、指輪型の決済デバイス、EVERING(エブリング)です。

目次

EVERING(エブリング)とは?

EVERING 公式 | EVERINGはかざす...
決済リングなら EVERING | EVERING 公式 EVERING(エブリング)はVisaのタッチ決済に対応した決済リング。リング一つで電車などの公共交通機関でも利用やスマートロックとの併用が可能、ご購入は全国のドコモショ...

エブリングは簡単に言うと、Visaカードが中に入っている指輪になります。Visaタッチ決済に対応している店舗で利用可能になっていて、クレジットカード決済するときに指輪をかざすことで決済ができるよっていうデバイスです。

スマホ以外のデバイスではApple Watchとかの腕時計型が存在していますが、腕時計型は多少手首をクルクルしなきゃいけないのがネックだったりします。それに比べると、指輪ならそんなに負担がかからないのがポイントですね。

そして大きなポイントは、エブリングは充電不要であること。他の決済デバイスは充電が必要になるものがほとんどですが、エブリングは中に入っているICチップをカードリーダー側に読み込ませることで決済ができる仕様になっています。これによって、エブリングは充電を必要としないわけですね。

もともとエブリングはキャッシュレスが盛んなイギリスで誕生したもので、それが日本にやってきた形になります。その後、クラウドファンディングでの先行販売を経て一般販売となり、2023年現在は公式サイトにて購入が可能になっています。

出始めの頃はブラック単色でしたが、最近ではホワイト、シルバーに加えてパステルカラーっぽい色のリングも出てきおり、より普及が進んでいるのが感じられます。

EVERING(エブリング)の使用感

ここまででEVERING(エブリング)が何なのかをちょろっと紹介したので、ここからは実際に1年以上利用してみて思ったことを紹介していきます。

パッケージがシンプルで商品性とあってる

と、その前にまずは購入時の箱から見ていきましょう。なんか自分も久しぶりに見ました。改めて見ると、付属品はとてもシンプルで、ミニマルな生活を実現するエブリングのコンセプトと合っている感じがしますね。

割と小さめな箱で届きます。パッケージはとてもシンプルで、余白がいい感じです。
箱を開けるとリングとご対面。Less is smart.と書いてあるのが説明書です。充電不要なデバイスなので、付属のコードもなく、とってもシンプル。

アプリからチャージできたり、無くしたときにすぐ止めれたりするのが便利

エブリングはアプリをインストールして利用することになるのだけれど、このアプリが結構分かりやすい作りになっていて好印象。

残額とチャージボタンが目立つ位置にあって、視認性が良い。右上の鍵マークで無くした時にロックできる。その他メニューは左上から。
メニューはこんな感じ。決済履歴が見れたり、オートチャージの設定が可能。

メニューがごちゃついてないし、特に説明なしでも利用できました。チャージする際にアプリ開いてからの操作回数が少なく済むのが良きですね。

また、オートチャージに対応しているので、残高不足を気にせずに利用できるのもポイントです。

自分も今はオートチャージ設定で使っています。今のところらチャージが出来ていなくてレジでもたつく、みたいなことも起きておらず、安定して利用できています。

決済について

決済については、少々クセがある印象でした。

この指輪は決済端末に対して輪っかを平行に当てないと上手いこと決済出来ないみたいなので、グーを握って決済端末を殴るみたいな形で決済する形となるので、ある程度の慣れは必要です。

反応スピードは悪くない感じはするけど、自分も使い始めの頃はたまに読み取りに失敗したりすることがありました。

読み取り側の端末によって反応が変わったりする印象もあり、不安定さを感じることもしばしばです。例えば、セブンとファミマで少し読み取りタイミングが違う、みたいなことはありますね。

それと、これはVisaタッチに起因する部分だと思うけど、普段Suicaを使ってる身としては決済時のローディングが気になったりはします。とはいえ、これも慣れればそんなにという感じですね。普段レシートもらうタイプの人にとっては、このくらいのラグは気にならなそうです。

仕方のない部分ではあるにしろ、やっぱりSuicaの方が決済スピードは早くなるかなあ。Suica早すぎ!

ちなみに、ファミマの自動レジが個人的には最速で抜けられます。ありがとうファミマ。

見た目の印象

本体がやや大きめなので、本音でいうとあまり格好良くはないかなって思っています。。

中指に装着してみた。ちょっと存在感が大きすぎるのは気のせいだろうか。手が大きい人であればそんなに違和感ないのかも知れない。シルバーの方が違和感なかったりするのかなあ。

まあ悪目立ちする感じではないですし、最近ではリング型のウェアラブルデバイスが多く普及しているので、案外周りの人も気にならないのかもなって思ってます。

総評。さらなる可能性に期待!

決済に関してはピーキーな部分があるものの、現時点で一部スマートロックとの連動で家の鍵を開けたりできるし、地域によってはクレジットカードのタッチ決済で電車にも乗れたりする。

もしかしたら次世代ではSuica決済ができるようになるかも知れない。

今後できることが増えれば、さらに注目されるデバイスになっていくと思う。

スマホ決済、スマートウォッチ決済に続きリング決済が当たり前になる未来が来ることに期待したい!

最後に

値は張ったけど、デバイスとしては面白いし、実は結構気に入っています。

特に、エブリングで家の鍵を開けられるようにしたのが大きいと思っています。両手塞がってても指をかざすことはできるのでめっちゃ楽です。

他にもいろいろできるようになるといいなあ。

やまぐろ
システムエンジニア
SESで業務アプリケーション開発、エンドユーザ向け機能などの開発に携わっている文系(経営学)卒エンジニア。
当サイトでは読書記録を残したり、ガジェットのレビューをしたりしています。
たまにエンジニアっぽい記事を書いたりすることも。
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