これまでは仕事中に気になることがあったらググるしかなかったけれど、Copilotの使用許可が下りたことで、だいぶ効率が上がったぜ!というお話です。
バックグラウンド
SES企業で仕事をしているので、基本的には大手ベンダーの配下に入ってそこそこの規模感の仕事をする事になります。
んで、大手はセキュリティがガチガチなので、アプリケーションのインストールは許可したライブラリからのみ、とかその手のルールが多かったりします。
もちろんAI(llm)も同じで、職場PCでChatGPTを利用しちゃダメ!とかお触れが出たこともあります。
そんな感じなので、まあAI利用にも相当ハードルがあるなあ、という状態だった訳です。
Copilotの導入
商用データ保護 (Commercial Data Protection)により、使っていいことになっています。これのポイントは「AIがチャットの情報を学習しない」ことにあります。これによって、仕事で気になることを聞いてもOKとなった訳ですね。
とは言え
正直なところ、ググるのと同じ用途でしか怖くて使えないってのがありますwこれは気持ちの問題な気もしますが、やはりプライベートでやってるようにソースコードを投げ込んだりは出来ません。
いくら「学習しない」と言われても無理です。完全に社内ローカルで動いているllmじゃないと信用できない、というか怖いです。。
それでも
ググるよりは圧倒的に早く、気になることをすぐに調べることが出来るのは大きなメリットです。もちろん、軽く調べた結果ググる事もありますが、ファーストオピニオンとしてはかなり有用と言えます。
特にITは謎の同音異義語とか、異音同義語とか多いので、これとこれって同じ意味だよね?とかを雑に聞くのにちょうど良い感じ。こういうのってググるの大変だったりするんですよね。
まだllmの導入部くらいの使い方しか出来ていませんが、仕事にAIが使えるようになったのは大きな進歩と言えるでしょう。
AI利用のこれから
SharePointで基本設計などのドキュメントを管理しているなら、調査工数とか資料まとめの工数とかをだいぶ減らすことができます。
例えば、Copilotで特定の文字列を含むドキュメントを探したり、誰がどのドキュメントを作成したかを調べて、進捗資料を自動作成する、みたいな事もできそうです。
SEワーク的な部分はかなり恩恵を受けられそうな気がしています。逆に言えば、AIができるような事しか出来ないと、徐々に自分の立場が怪しくなるのでは?という側面もあります。
正直SEって、特定のことが得意な人よりオールラウンダーで何でもできる人が重用される傾向にあるので、これにより生きづらくなる人も出てきそうです。
もっと言うと、技術力がある人より、現場の業務要件を抑えている人がより強くなる傾向になっていくのでしょう。要件はAIでは拾えないですしね。日本のエンジニア界隈はプログラマー軽視な風潮がありますが、更にこの勢いが加速すると予想しています。かなC。
最後に
最低限の技術力は間違いなく必要ですが、そのレベルが「AIに質問できるか」くらいになるのかなあ。何も知らなきゃ質問もできないからね。薄く広く、がこれからの時代の正解な気がしている。変化していきゃなきゃあかんね。
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