モルグ街の殺人事件(エドガー・アラン・ポー)感想

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史上初の推理小説として著名である、エドガー・アラン・ポー著『モルグ街の殺人事件』を読了。物語の真相にはかなり呆気をとられたが、それまでの推理シーンにはこだわりを感じたし(人物の素性などは細かく描かず、ひたすら事件の解明に焦点を当てている)、面白く読める作品だった。

書籍情報

           
タイトル黒猫/モルグ街の殺人
著者エドガー・アラン・ポー/小川高義
出版社光文社
発売日2006年10月
商品説明推理小説が一般的になる半世紀も前に、不可能犯罪に挑戦する世界最初の探偵・デュパンを世に出した「モルグ街の殺人」。160年の時を経て、いまなお色褪せない映像的恐怖を描き出した「黒猫」。多才を謳われながら不遇のうちにその生涯を閉じた、ポーの魅力を堪能できる短編集。
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目次

作品紹介

先に述べてしまったけど、史上初のミステリ作品とされており、また史上初の密室殺人トリックを利用した作品として知られている。まさに原点として頂点。

そう言えばポケモンのサトシシリーズ終わるらしいけど、ピカチュウ今レベルいくつなんだろう。金銀のレッドは80だった気がするけれど。

感想(少しネタバレあり)

現代でこそ、この作品の真相は「そんなのあり!?」となるところだろうが、現場に残っている証拠から真相を導き出し、読者に驚きを与える結末が用意されているのは現代の推理小説と同じである。

1841年から現代まで様々な形で進化を遂げてきた、推理小説というジャンルの基盤を作り上げた彼の功績は計り知れない。ありがとうポー!

ちょっと話が逸れるが、これだけ歴史のある作品を紙でなく、電子書籍で読めるのは結構感慨深かったりする。

Kindleで無料公開されているので、Kindle対応端末を持っている方は是非チェックしてみて欲しい。推理小説の進歩も、媒体の技術の進歩も感じることができるだろうから。

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