花の鎖(湊かなえ)感想

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書籍情報

           
タイトル花の鎖
著者湊 かなえ
出版社文藝春秋
発売日2013年09月
商品説明両親を亡くし仕事も失った矢先に祖母がガンで入院した梨花。職場結婚したが子供ができず悩む美雪。水彩画の講師をしつつ和菓子屋でバイトする紗月。花の記憶が3人の女性を繋いだ時、見えてくる衝撃の事実。そして彼女たちの人生に影を落とす謎の男「K」の正体とは。驚きのラストが胸を打つ、感動の傑作ミステリ。
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複数の視点で登場人物たちの繋がりを描いた青春系ミステリー。

 「雪月花」を一文字ずつ冠したキャラクタの関係が終章に向かうに連れ徐々に明らかになってくる構成となっており、最終章でがっちりとストーリーが繋がると表題『花の鎖』の意味も分かるはず。

個人的には、驚きを味わうより、作中の風景やキャラクタたちのやりとりを味わって欲しい。もっと言えば、いっそミステリーという単語を頭から消して青春小説として読んで欲しい一冊。

読後、誰かと食事をしたり旅に出たりしたくなること請け合い。

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