家計簿アプリで遊ぼう!

家計簿を作るのは面倒くさい!をキレイに解決してくれるのが家計簿アプリ。筆者もこれまでさまざまな家計簿アプリを利用しており、現在はzaimのプレミアムプランに課金するくらいにはヘビーユースしています。

銀行やらカードやらを紐付ければ、自動で家計簿ができるし、カテゴリの仕訳も自動でやってくれるし、至れり尽くせりなんですが、ふと、こう思いました。

「せっかくデータ化出来てるなら、加工も出来るんじゃね?」

と。

と言う訳で、今回は家計簿アプリのcsv出力機能を用いて、家計簿アプリの可能性を広げよう!という趣旨で活用例を紹介していこうと思います!

※筆者はzaimを利用しているので、これのダウンロード機能を利用しています。が、zaimでなくても帳簿データがダウンロードできればやりようはあります!

目次

活用例1:月の固定費を算出する

アプリ側でも頑張ればできるんですが、それには「固定費」カテゴリを作成し、月の支出を1個ずつ手動で設定しないと、自動振り分けされません。ちょっと面倒だったので、これをGoogleスプレッドシートでどうにかしようという活用例です!

とりあえずデータ用意

zaimはcsvでデータがダウンロードできるので、まずはこれを用意します。家計簿アプリの仕様によりますが、今回は1カ月分のデータをまるっと持ってきて成形することにします。

スプレッドシートに貼り付け

csvはカンマ区切り、スプレッドシートはタブ区切りなので、サクラエディタでカンマをタブに置換して貼り付けます。(他の方法もありますが、個人的にはこれが1番早いと思ってます)

これでデータ準備は完了です!

カテゴリの選択

一覧化してみると分かりやすいと思いますが、家計簿アプリで自動仕分けされるカテゴリは結構細かく設定されています。なので、「どのカテゴリを固定費扱いとするか」を決めなければいけません。ここは自動ではできないので、自分で選択していきます。家賃、水道光熱費、通信費に加え、サブスク系が固定費になるかと思います。

ここで難しいのがサブスク系。その明細がサブスクであるかどうかは、家計簿アプリでは判断が難しいです。なので、カテゴリ選択時にサブスクっぽいものに色をつけることにしました。ここでサブスク扱いにしたものは、後に家計簿アプリ側でカテゴリ変更すると、翌月からは自動仕分けできるようになります。(そのはず!)

集計していく

関数を使って、「固定費扱いとしたカテゴリ毎の集計」を行なっていきます。

今回は「SUM関数」と「FILTER関数」を組み合わせる事でこれを実現します。

=SUM(FILTER(範囲,条件))
↓
=SUM(FILTER($Q$5:$Q$150,$H$5:$H$150=B5))

やっていることは、

①FILTER関数でカテゴリ「サブスク」の支出列を取得

②SUM関数でヒットした支出列を合算

って感じです。

月の固定費が見える化できた!

月の固定費がしっかり算出できました。固定費見直しは、だいたいの方が半年ないし1年くらいのスパンで行う作業かと思います。なので、そこまでこの作業が負担になる事はないはず!そこそこ実用的な使い方なのではないでしょうか。

活用例2:収入のうち固定費が占める割合を調べる

固定費が多いと家計を圧迫してしまうのは言わずもがなです。で、どのくらい固定費が多いと大変になるの?という観点で見ると、一般的には50%〜60%のラインを超えると「固定費の割合が多い」という状態だと言われています。

これも家計簿アプリ単体では調べるのが難しいので、実用性はあると思います!

これもさっきの応用で、スプレッドシートを活用します!

さっき出した固定費を総収入で割る

まあこれだけなんですが、ちょっと応用すれば割合も出せます!総支出は「SUM関数」だけで出せるので、さっきよりはだいぶ簡単にできると思います。

まずは収入をSUMします。

そして、固定費/総収入を計算します。(表示形式を%にしてます)

固定費の割合が見える化できた!

これで、固定費割合が出ます。ちなみに、収入と固定費は筆者の実態ではありません!いや、

活用例3:エンゲル係数を調べる

計算式的には(食費 ÷ 消費支出)× 100というシンプルなものではあるのですが、食費は家計簿アプリでもかなり算出が難しい部類です。。

というのも、Uberとかの明細なら集計できるんですが、食材を買うときって、スーパーやらコンビニやらで電子マネー決済をしますよね?これだと、どの明細が食費にあたるのかが、わからなくなるんです。ですが、工夫をすれば出せないこともありません!

ちなみにエンゲル係数の見方はこんな感じです。

エンゲル係数(%)生活水準の目安
~20%未満ゆとりのある生活
20~25%普通レベルの生活(中流)
25~30%やや厳しい生活
30%以上経済的に厳しい生活状況

作戦1:食品を買うお店を一つに絞る

これが出来れば、カテゴリ作って自動仕分けするのも可能なはず。しかしながら、完璧に遂行するのはとても難しいと思います。近くに最強のスーパーがある人ならできるかも。。

作戦2:食品を買う決済方法を一つに絞る

食品を買うときはこのカードだけにする!みたいな方法です。これも、決済方法でフィルターすれば食費の合計が出すことができます。

100%の精度は求めちゃダメ!

食費を完璧に出すことは、家計簿アプリを駆使したとしても相当難易度が高いです!なので、「あくまで目安」くらいで計算するのがオススメです!

まとめ

  • 家計簿アプリはそのまま使うだけでも便利!
  • だけど、データを利用することでもっと細かい管理が可能になる!

最後に

最近は便利なサブスクが多くて、気が付いたら固定費が増えてたりするよね。無駄な課金を防ぐためにも、たまにこういうことしたほうが良き。

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やまぐろ
この記事を書いた人
SESで業務アプリケーション開発、エンドユーザ向け機能などの開発に携わっている文系(経営学)卒エンジニア。
当サイトでは読書記録を残したり、ガジェットのレビューをしたりしています。
たまにエンジニアっぽい記事を書いたりすることも。

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